DICTIONARY
用語集
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浮腫(むくみ)

浮腫(ふしゅ)とは、顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れる症候。むくみともいう。

細胞組織の液体(細胞間質液)と血液の浸透圧バランスが崩れ、細胞組織に水分が溜まって腫れる。浮腫発症のメカニズムとしては浸透圧の低下、血圧上昇(静脈・リンパ管の鬱滞あるいは閉塞)、血管透過性亢進などがあげられる。

炎症反応によるものの場合には、サイトカインやケモカイン、神経伝達物質により血管の透過性亢進により血管から間質へ水分が移動する。

eg.遺伝性血管性浮腫ではブラジキニンにより発症する。

心疾患では静脈圧の上昇が主因となり、間質へ水分が移動する。eg.心不全

肝疾患・腎疾患などによるものの場合には、アルブミンなどの蛋白質を喪失することにより、血液の浸透圧が低下し、間質へ水分が移動することにより浸透圧バランスをとるため、浮腫をきたす。eg. 肝硬変、ネフローゼ症候群、蛋白漏出性胃腸症、栄養失調

低アルブミン血症の場合、下肢の圧痕が消失するまでの時間が40秒以内であることが多い。血清アルブミン値 3.0g/dL以下であれば、多くが 圧痕消失時間(pit recovery time) ≦ 40秒となりうると報告されている[1]。

甲状腺機能低下症に伴う粘液水腫は、アルブミンとムコ多糖類の結合物が間質に貯留した状態で、水分の貯留による浮腫とは病態が異なる。非圧痕浮腫 (non-pitting edema) と呼ばれる。

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